2 月 28 日(日)、朝から雨が降り続く中 SCCJ インタークラブの開幕戦が筑波サーキットで
開催された。気温は低く、時折小さな雪が混じる雨は午後まで降り続いたが、MINI -
CUP
は 17 台のエントリーがあり、ウェット路面で混戦の中 #38 が総合 3 位を獲得した。

≪筑波サーキットコース 2000 2.045km / 天候 : 雨 / コース : ウェット / 気温
3.5 度 / 決勝 13 周 ≫
■ 終盤まで 1 - 2 体制を築くが最終ラップで順位が入れ替わる波乱の予選
明け方から降っていた冷たい雨は、時折大粒になり、
MINI - CUPの予選が行われる午前
9 時前には
コース上に川が出来るほどの本降りになった。
参加者の中にはすでに戦意喪失気味の選手も見受けられたが残酷にもタイムスケジュールは順調に進み、予選が開始。
M-0 クラス #95 (関 一美選手) Mini Moke 以外
全 16 台が予選に出走するが、やはりウェット路面に足を
取られ、序盤から各所でスピンする車両が目立った。
しかし、大きくコースアウトしたり、車両にダメージを与える
事はなく、全車慎重に周回を重ねる。
今年から M-0 クラス #83 の正ドライバーとなった
粟生 幸一(三和トレーディング)も氷上を走行するような悪条件の下でも順調に周回を重ね、
1 分 21 秒台を記録し、中盤からトップに立つ。
また、今回 M-0
クラス #38 をドライブする宇川 徹選手も
安定した走りを見せ 1000cc ながら 1 分 23 秒台で
安定し一時 #83 -
#38 の 1 - 2 体制を築く。
#38 は昨年 #83 に搭載していた Swiftune Vr.4 + WEBER のパワーユニットで 1000cc のチューニングエンジンだ。このスモールボアエンジンで上位をキープ出来るのは、ウェット路面で全車が悪条件と言うイコールコンディションと言う事もあるが、そんな中でも正確なドライビングをしているからだ。しかし終盤 M-1 クラス #12 Morris Mini Cooper S 山田 幸利選手(DINKY)が 1 分 21 秒台を記録し一気にタイムを縮めてくる。また、関西遠征を共にした M-0 クラス #7 山岸 将一選手も昨年の不調からカムバック。M-1 クラス #666 小林 良輔選手(林タイヤ)と共に
トップ争いに食い込んでくる。
そして、この 5 台のトップ集団が、終盤一気に順位を入れ替える。
最終ラップで
M-1 クラス #12 Morris Mini Cooper S 山田 幸利選手(DINKY)が
1 分 21 秒 353 を記録しポールポジションを獲得。残り 1 周で M-0 クラス #83 粟生 幸一
(三和トレーディング)がベストタイム 1 分 21 秒 764
で惜しくも 2 位に落ちる。3 位には
カムバックした M-0 クラス #7 山岸 将一選手が最終ラップで 1 分 22 秒
167 を記録し 3 位。
そして M-1 クラス #666 小林 良輔選手(林タイヤ)が残り 1 周のところで 1 分
22 秒 943 で
4 位につける。M-0 クラス #38 宇川 徹選手は残り 1 周のところで 1000cc のスモールボア
エンジンでの検討空しく 1 分 23 秒 279 で 5 位に下がる。
■ 昨年を上回る 17 台がエントリー

経済的な要因で、モータースポーツだけでなくスポーツ各種のイベント全般が縮小ムードの目立つ昨今だが
今回の SCCJ インタークラブレースの MINI-CUP は昨年を上回る 17 台がエントリー。また、サーキットでは
第 2 戦から 「参戦したい」 と言う問い合わせを頂くなど、今後はさらに参加者が増えそうで、大変楽しみな
MINI-CUP だ。特に今回から M-3 クラスのレギュレーションを大きく変更し、参加し易くなり、スポット参戦も
可能となったので、是非一度 MOTOR RACE にチャレンジして欲しい。
■ 決勝では 83 号車が最高のスタートで第 1 コーナーへ
午前 11 時 30 分に決勝がスタート。16 台が雨のグリッドに整列し、全車一斉にスタート。M-0 クラス #83
粟生 幸一(三和トレーディング)が最高のスタートを決めトップで第 1 コーナーへ・・・しかし!コーナー出口で
濡れた路面で単独スピン!車両は反転し後続の車両が全て目の前を通過して行く事に。しかもエンジンストール。
幸いエンジンは再スタートしたものの、最後尾からレースに復帰。トップ集団目指して、慎重かつ果敢に攻める。
これによりトップは M-1 クラス #12 Morris Mini Cooper S 山田 幸利選手(DINKY)が取り戻し、2 位には
予選 4 番手スタートの M-1 クラス #666 小林 良輔選手(林タイヤ)がジャンプアップ。3 位には M-0 クラス#7 山岸 将一選手がつけ 4 位に M-0 クラス
#38 1000cc 宇川選手が続く・・・しかし、第 1 コーナーからS 字コーナーを抜け、第 1 ヘアピンで
今度は M-1 クラス #666 小林 良輔選手(林タイヤ)がスピン!M-0 クラス #38 1000cc
宇川 徹選手はこれを回避するが、後ろから予選 6 番手スタートの M-3 クラス
#49 高橋 昇志選手(カーセールアオキ)にインをつかれ、そのままダンロップコーナーへ。
このまま 4 位を走行かと思ったインフィールドが終わる第 2 ヘアピンで、前を行く
M-3 クラス #49
高橋 昇志選手(カーセールアオキ)がスピン!これでオープニングラップは、トップ
M-1 クラス #12
Morris Mini Cooper S 山田 幸利選手(DINKY)、2 位に M-0 クラス #7 山岸 将一選手、3 位に
M-0 クラス #38 1000cc 宇川 徹選手が続き通過する。上位はこのまま距離を保ちレースを引っ張る。
その後ろでは、今回から初参戦の M-3 クラス #5 浜野 光一選手(ガレージフェイズワン)が 4 位を走行。
そこへスタート直後第 1 コーナーでスピンした M-0 クラス #83 粟生 幸一(三和トレーディング)と
同じくスタート直後の第 1 ヘアピンでスピンした M-1 クラス #666 小林 良輔選手(林タイヤ)が絡んでくる。
M-3 クラス浜野 光一選手(ガレージフェイズワン)は中盤で惜しくもこの 2 台にオーバーテイクされるが
その後も安定した走りで総合 5 位、クラス優勝を遂げる。
開始直後スピンし大きく順位を落とした 2 台は
ここから熾烈な 4 位争いを展開。終盤までもつれ込むかと
思った 10 周目の最終コーナーでなんと!!
M-0 クラス #83 粟生 幸一(三和トレーディング)が
またしても単独スピン!最終コーナー出口ほぼ中央に停止
してしまう・・・しかも今度はドライバー側を最終コーナーへ向けた状態でエンジンストール。再スタートも出来ず立ち往生。コントロールタワーの迅速かつ的確な判断で残り 3 周を残し
赤旗レース中断。M-0
クラス #83 粟生 幸一(三和トレーディング)がレースを”強制終了”させてしまった。
結果は総合 11
位。 トップ集団はそのままレースを終えM-0 クラス #38 1000cc 宇川 徹選手は
周囲の荒れた状況の中安定した走りで総合
3 位、クラス 2 位を獲得した。
■ 第 2 戦の他にシリーズ戦も開催

今年の SCCJ インタークラブレースシリーズは、全 3 戦となっているが、第 2 戦が
9 月 23 日(日)
筑波サーキット、第 3 戦が 11 月 21 日(日)富士スピードウェイとなり、MINI-CUPとしては
第 3 戦は、コースの大きい富士スピードウェイでは、ミニと言う車両のポテンシャルを考えると非常に
無理があるので全 2 戦をシリーズをして考えている。この他に、好評のスポーツ走行会の中で
「 Super Battle Mini 」を企画中。これは、予選 30 台を 2 クラス行い、タイム順に
4 クラスに分け
決勝 15 台で行い、ポイントを全て加算し今年のシリーズを表彰するというもの。
今のところ、2 戦を予定している。
■ #83 ドライバーズコメン
久しぶりの筑波サーキットでのレースで、しかも今年から1293ccの83号車をドライブすることになり
先日の走行会で1000ccとのパワーの差に驚かされたばかりでした。加えておもいっきり雨の中の
ウエットレースで、とにかく走り方が解らないまま予選は探りながらの走行でした。
なんとか2番グリッドにつけホッとしていたのもつかの間、決勝ではグリッドにつきイグニッションオフ。
そこでヤバイことに気が付きます。私は今迄SUキャブレターのレースカーしか乗った事が無く
ウェーバーキャブレターのエンジン始動方法を知らないままスターティンググリッドに居る
ではあ〜りませんか!そして1分前の表示。イグニッション・オン!キュルキュルキュル
キュルキュルキュル、キュルキュルキュル・・・
やっぱり!かからない・・・ギリギリなんとかエンジンが始動し、フォーメーションラップへ。
無事グリッドにつきスタート!スタート大成功でトップに立ち第1コーナーへ・・・と思った瞬間
立ち上がりでスピン。一気にビリで置いてけぼりとなり、その後は5位まで挽回しましたが、
最終コーナーでまたまたスピン。今度はエンジンがかからず、最終コーナーの危険な場所で立ち往生
してしまい赤旗。3周を残して、レース終了。今回は初めてレースに参加される方も含め、16台と
久々に盛り上がったレースであったにも関わらず、赤旗の原因を作ってしまい、参加された方々には
大変ご迷惑をおかけしました。
■ #38 ドライバーズコメント
久々のミニで初のフルレインのレースなので、先ずはSタイヤがレインでどのくらいグリップするか
確認 しながら予選を走りました。 結果は予選5番手と言う事で、もう少し上を狙えたと反省しています。
決勝は、スタートも上手く決まりましたが、一周目に自分の前で3台もスピンする荒れたレースになり
それを目の前で見て少し慎重になりすぎてしまいました。上位の脱落に助けられて3位でレース
を終えましたが、今回の反省点は上手く車両をセットアップ出来なかった事。メカも一生懸命
セッティングをトライしてくれたのですが、症状を上手く伝える事が出来無かった様です。
予選よりも気温が下がったのか、水温が下がりキャブレーションを上手くセッティング出来ず
ウエットということでアクセレーションがとても重要なのだと改めて痛感しました。
次回こそは1000ccで優勝するくらいの勢いで頑張りたいと思います。
■ 監督コメント
今年の MINI-CUP 第 1 戦は雨と言う悪条件でしたが、参加者の皆様の走行後の笑顔を見て安心しました。
それぞれの車両の状態も大切ですが、ウェットレースを完走した事は、ドライバーにとって大きなデータを得た
事になると思います。これは、今後の 「自信」 に大きく繋がる事であり、参加者のドライビングのレベル
アップが期待できるでしょう。#83 の 3 周を残しレースを中断させてしまった事は、他の参加者の方々
に申し訳ない気持ちです。今後は、レースイベントそのものの開催も含め、ミニでモータースポーツを
楽しめる場を提供したいと思ってます。また、#38 の「1000ccで夢の 9 秒台」実現も今年は期待できると
思ってます。応援よろしくお願い致します。

#38 車載映像 #83 車載映像
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