
ゴールデンウィーク最終日となる 5月 6日(日)富士スピードウェイ( FSW )で、ARC (アルファロメオチャレンジ)関東シリーズ第 2戦が行われました。天気予報では降水確率 50%と、ウェットが予想されましたが、午前中はその気配は無く、午後 1時から開始のフリー走行までは、風もなく、上空明るく、気温も上がり始めました。フリー走行では 7周を消化。ベストタイム 2分 2秒36を記録。マシンの状態は上々で午後 2時からの予選に備えます。
しかし、決勝開始時間は午後 4時。FSWのメインスタンド上の雲行き、富士山方面から来るグレーの雲、そして天気予報からも雨が予想されたので、朝からウェットタイヤを準備。今回、ドライタイヤはヨコハマ(A050 215/45-17)からハンコック(同サイズ)に変更しました。
少しでも前のポジションを獲得したい大切な予選が開始。しかし、この時間になり風が吹き始めました。マシンがコースインした直後、最終コーナーから大粒の雨が・・・85号車八講めぐみ選手は、「序盤で勝負」の指示どおり 2周を終え、ベストタイム 2分 3秒638を記録。この直後、雷とともに雨が激しくなり、状況判断からピットインのサインを提示。
と同時にチェッカーフラッグが振られ早々に予選が終了。予選総合11位を獲得。ドライバーも今ひとつ消化不良のまま予選を終えました。
決勝に向けてのパルクフェルメへ移動するまでには約 1時間があり、その間、決勝での雨を予想し、ピット内でウェットタイヤに交換。そして、マシンを早めにパルクフェルメへ移動しました。アルファロメオチャレンジ最高峰クラス SRクラスの決勝が開始されるまでに、他クラスの決勝が次々と行われました。その間、雨は上がり、上空ではグレーの曇の間から、うっすら太陽の姿も見え始めました。そして、コース上には薄くドライラインが作られていきます。この時点で、SRクラスのほぼ全員がドライタイヤを選択。これを見て 85 号車も急遽ウェットタイヤからドライタイヤへ交換。決勝開始時間が迫ります。しかし、ここでまた上空は黒い雲で覆われ、大粒の雨が落ち始め、その雨は次第に強くなります。最初の予想が当たり、85号車は再びウェットタイヤに交換。準備も整い、全車ピットロードへ。主催者の状況判断でピットロードエンドで整列したまま、約10分間の遅れで決勝が行われました。
上空が明るさを取り戻しながら、8周の決勝がスタート。しかしコース上には所々「川」が出来ていて、一瞬も気を許す事が出来ない状態。しかも 6 列目アウト側スタートの 85号車 八講めぐみ選手の前方は、前車の上げる水飛沫でほぼ視界は無い状態。しかし、八講めぐみ選手は序盤から果敢に攻め、レース序盤では総合で上位を走行する場面も。
決勝を走る全てのドライバーがマシンを立て直すのに必死となるウェットレース。85 号車 八講めぐみ選手も 2度ほどコースアウトしたものの、終始積極的且つ安定した走りを見せ、ベストタイムは、クラス 2位となる 2分11秒 295を記録。
最後まで気を許さず、集中し、完走を遂げ、終わってみれば、クラス 3位の表彰台を獲得。アルファロメオチャレンジ SRクラス女性初参戦で、ドライバーは僅か 2年目にして今期 2 度目の表彰台に上がりました。
 
■ ドライバー 八講 めぐみ 選手コメント
今回のレースはSRクラスに上がってから、初めてのTECNO/145-2.0での参戦だったのと、去年の秋頃より、ずっとFSWでのレースをターゲットに準備してきて、マシンも私自身も、共に万全整っていたので、いつも以上に気合も入りました。しかし、悪天候に苦戦しました。予選では、走行中にドライからいきなりの本格的な雨でウェット路面になり、もう完全に、この後も雨だろうと、雨体勢で準備を進めていましたが、決勝直前に天候が急変し、「やはりドライか!?」とウェットタイヤからドライタイヤに変えた途端、再びまさかの大雨。最終的に、決勝直前の本当にギリギリまで、なんとチームは3回も全てのタイヤ交換をしてくれました。大雨に強風に加え、雷までも発生する中、決勝が行われました。怖かったですが、雨でずぶ濡れになりながら送り出してくれたチームの存在が、私のモチベーションをしっかりと支えてくれました。大荒れなレース展開でしたが、最後まで攻めて行く事が出来ました。今回無事完走出来たのも、攻め続ける事ができたのも、結果としてクラス3位に入賞できたのも、全て万全の態勢で送り出してくれたチームのおかげです。
先日、GTドライバーの谷口信輝さんのブログで感銘を受けるお話がありました。
「自分が安心して走らせてもらえるのは、チームの存在あってこそ。そのチームが「こいつのサポートをしていて良かった!」そう思ってもらえるような走りをする事が、ドライバーがお返し出来る唯一の事だ」・・・と。
私は強く共感しました。チームからは、私が女性と言う事で、普通以上に様々な心遣いを、日頃から頂いています。今回の勝利は、チームみんなで喜ぶ事が出来て、それが本当に良かったと思っています。これからも、チームが、そして周りの皆さんがワクワク出来るような走りをしたいと思います。
応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからも、よろしくお願い致します。
■ 監督コメント
悪条件の中、ドライバーである八講めぐみさんは、本当に終始積極的な走りをしてくれました。状況の変化など、FSWではよくありますが、応援に駆けつけてくれた、レーシングドライバー「藤井 優」選手にも作業を手伝って頂き、チーム一丸となって得る事の出来た結果だと思っています。今回は、フレッシュエンジン搭載で、テストでもマシン、ドライバー共に順調な仕上がりを見せていたので、完璧な条件で走らせる事が出来なかったのが非常に残念ですが、次の第3戦が本当に楽しみです。
これからも応援よろしくお願いします。

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