三和トレーディング
  ホーム お知らせ ミニ講座 パーツリスト モータースポーツ ショップ紹介 ストックカー 会社概要
 
ミニ講座
あなたにも出来る1時間修理
1時間じゃ解からないチューニングの話
1時間じゃ解らないDEEPな話
Let's enjoy Mini3万円からのMini生活
あなたにも出来る10分間チェック
1時間じゃ解からないDEEPな話
No.12 MD276カムの特性

No.11で、ミニが大変身するエンジンチューニングの説明をさせて頂きましたが、間が空いてしまい申し訳ございません。
MD276カムシャフトのご説明を少しだけさせて頂きます。

英国では、カムシャフトの「スポーツチューニング初級」を“マイルド・ロード”、次に”ファーストロード“と呼び、次に「スポーツチューニング中級」を”ロードアンドラリー“と呼びますが、今回のMD276は、2番目の”ロードアンドラリー“に相当します。勿論、この上の「スポーツチューニング上級」には、”ラリー“、”レース“、”フルレース“、”スプリント(フルレース)“など、7種類のカムが有りますが、MD276は、純競技用の一歩手前と言えるカムです。

クリックで拡大

カムのそれぞれの形状は、無限にある事になりますが、「乗って楽しいMini」の1293ccには1500回転から7000回転を有効に使える事が大切になります。低回転でも太いトルクが得られるエンジンが、高度なチューニングエンジンと言われる訳で、トルクと出力が良くバランスしていて、耐久性と信頼度が高く、メンテナンスが楽な程ユーザーにとって安心と言えるのです。
MD276は、若干アイドリング時にバラつく事もありますが、800回転以上のアイドリングであれば全く問題ありません。勿論、カムシャフトだけで全てのチューニングが出来る訳ではありません。しかし、カムの選択を大きく間違えてしまうと、後々何を施しても正しい「乗って楽しいMini」には一歩も近づけない事にもなります。決して欲張ってはいけないのです。
ミニの場合、エンジンを脱着しないと出来ない作業と、そうでない作業とでは大幅に価格差が生じてしまいますので、特にエンジンブロックに取り付く部品は要注意と言う事になります。例えば、①オイルポンプ、②センターメインストラップ、③カムシャフト、④センターオイルピックアップパイプ等が、安価な部品の割に効果は絶大で、入れ忘れてしまうと後で大きな出費に繋がる部品の代表です。これらの部品は「地味」で、装着してしまうとほとんど目にする事は無いはずですが、耐久性や安定性を望むなら必要な部品のナンバーワンなのです。
このMD276に対して、使い易さとトラブルフリーを前提とした「乗って楽しいMini」は、今後何を選択すべきかを次回お知らせ致します。チューニングヘッド、キャブレター、LCB、 サイレンサーシステム、そしてトラブルが発生しない様にするには何を考えれば良いのか。
ミニの市場に溢れる様にある部品や、アクセサリーの中に、全く役に立たない物や、インチキな品、さらにインターネット上では「ゴミ同然」の物を販売している様な所もあり、これは英国でも日本でも似たような状況にあるようです。この様な中で、商品をどう見分けるかもお伝えしたいと思います。

 

  商品のお問い合わせ・点検は全国ミニショップまで。 ▲ページTOPへ
 
 Copyright (C) 2003-2004 SANWA TRADING & CO., All Rights Reserved.