No.17では、エンジンの周囲のチューニングをご説明致しましたが、75馬力位のチューニングエンジンになりますと、当然のように半クラッチの下手な方や、アクセルワークの荒い方に、おススメの対策があります。 
 
ラジエター側のトルクロッドの追加です。 
これは、サーモハウジングの3本のボルトとスタッドを利用して取り付ける、エンジン振れ止めキットですが、いろいろなタイプが出回っているので、どれを使うにしても、目的と取り付け箇所が同じであれば、 
ほとんど差はありません。 
 
ギアボックスの下側に取り付けるタイプもありますが、これはあまりチューニングミニには役に立ちません。理由は、テコ比の問題で、ミニのエンジンマウントが、クランク軸の中心より下側に位置するため、 
エンジン上部を押さえた方が、効果が大きくなるからです。 
 
エンジンマウントからなるべく高い位置で「振れ」を止める事が「理」にかなっているのです。 
この部品は大変効果のある割には安価で長く使える部品です。それでもブッシュだけは定期的に点検交換する必要があります。 
 
次に大切な事は、メンテナンスをなるべく簡単に、トラブルフリーなミニ1,000改を作るにはどうしたら良いか・・・そして何が「マチガイ」なのか。さらに、どうしてそれが「ダメ」なのか・・・これらの事もお知らせ致します。 
  
だんだん真夏に近づいてまいりましたが、ラジエターのクーラント(水)交換はお済みですか?? 
茶色く変色していてはダメです。 
 
また、エンジンオイルの方も要チェックです。この時期に水周りの交換をするのが良いと思いますョ☆  |