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No.33  

ブレーキの冷却

街乗り中心のミニにブレーキの冷却を考える必要性を、一般的なドライバーで思いついた方は多くないはず。ところが年々重くなっているミニ2人乗車で、峠や山道を走り回っていると、上り坂では全く問題はありませんが、帰りは必ず下り坂が待っている訳で、この時、耐フェード性のあまり高くないパッドで止まりにくくなった経験はありませんか?

スピードが低く、冷却風も当たりにくい速度な訳ですから、長い間下り坂でブレーキに足をのせたままの運転くらいでも、思いのほかパッドの温度は上昇してしまっているのです。長い下り坂などでエンジンブレーキを利用するとエンジンには良くないと信じている方は結構いるようですが、それは完全に間違い。公道上の下り坂くらいではエンジンブレーキを必ず利用して下さい。

さて、ブレーキ冷却の説明ですが、本来ならキャリパーとローターの両方を冷却する事が良いのですが、そこまでしなくても効果的に冷却する一番簡単な方法は2〜3インチ(50〜70φ)程のダクトを流用する方法です。
 
ダクトをフロントテンションロッドに乗せてタイラップで固定して、前側から空気を取り入れてダクトの風をキャリパーに向けるやり方です。
 
なぜキャリパーかと言うと、鋳鉄製のミニのキャリパーは一度、高温になるとブレーキ液の温度上昇を招き後々問題となる。よってローターよりキャリパーを冷却する方が得策であるといえるのです。
 
走行中に若干でも風が当たりやすくする事で、次のカーブの手前でキャリパーの(パッドも)温度が少しでも下がれば、必ず役に立つ事になります。

どんなに高性能なブレーキパッドやキャリパーを付けても、冷却が追いつかないような状況になれば必ずフェードが始まり、止らないミニになっていくと速く走るどころか、ブレーキが冷えるまで待たなければならないのです。大型トラックのドライバーが下り坂では殆んどブレーキを使用せず、車間を充分取って降りて行くのはこれらの理由を理解しているからで、無用にブレーキに負担をかけない運転技術のひとつなのです。

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